ごあいさつ
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株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り厚くお礼申しあげます。
当社第150期の業績報告をお届けするにあたり、一言ご挨拶申しあげます。

第150期連結会計年度における世界経済は、英国のEU離脱決定や米国の新政権誕生にみられる自国第一主義の台頭等の影響が懸念されましたが、新興国の一部に弱さが残るものの全体的には緩やかな成長が続きました。また、わが国経済は、前半は円高の進行や設備投資の落ち込みなど足踏み状態にありましたが、後半からは輸出の持ち直しが景気の支えとなって、緩やかな回復基調が続きました。
このような環境の下、当社グループは総力をあげて営業活動を行いました結果、当期の連結業績は、営業収入は前年同期比7.6%増の510億4千1百万円、経常利益は30億5千7百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は22億7千6百万円とそれぞれ前年同期比1.7%の減益、16.8%の増益となりました。

引き続き保護主義の台頭、地政学リスクの高まりといった政治経済上の不安定要素はありますが、世界経済は緩やかに成長を続けると期待されます。わが国経済も海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響を受ける恐れはあるものの、雇用・所得環境の改善が続く中で緩やかな拡大に転じていくと見込まれます。
当社の港湾事業におきましては基幹航路でのコンテナ貨物の取扱量および車両の取扱量は横ばいと想定しておりますが、建設機械の輸出に関しましては海外需要の低迷により取扱量の大きな伸びは期待できず、競争の激化が見込まれます。
プラント・物流事業におきましては、事業譲受けによる輸入貨物の取扱量の増加が期待されます。また、プラント工事におきましては、マレーシアで施工中の石油化学関連プロジェクトをはじめ、予定されている工事を安全かつ着実に取り進めてまいる所存です。
このような状況の下、当社グループはさらなる営業活動の強化とコスト削減に取り組み、今期の連結業績につきましては営業収入564億円、経常利益29億円、親会社株主に帰属する当期純利益19億円を予想しております。

当期におきましては、物流事業で大きな変化がございました。まず、内陸物流倉庫で本格的な物流センターのオペレーションを開始したことです。これまで港湾地区のみで行っていた倉庫運営から脱却し、内陸におきましても安全かつ迅速な多品種の保管および配送に努めております。次に、株式会社ジャパンエキスプレス(JEX)の倉庫・物流事業の譲受けです。京浜港地区にある3つの倉庫を新たな事業所として加え、倉庫業が本業であるJEXのノウハウを取り込んだ幅広い事業の展開を企図しております。
また、港湾事業とプラント事業におきましては、これまで守り続けている「安心・安全の宇徳」の伝統と、お客様に高い評価を頂いている技術を最大限に活かし、事業を取りまく経済環境の変化に対応してまいる所存です。そして規模の拡大とともに求められる、柔軟な発想とチャレンジ精神をもった新時代に対応できる人材の育成に引き続き注力し、さらなる成長を目指してまいります。

株主の皆様におかれましては、何卒、一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2017年6月 代表取締役社長 喜多澤 昇

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